Hulu(フールー)おすすめ:海外ドラマ「理想の夫婦の別れ方」
基本的にネタバレを含んで書いていきますが、ネタバレは「見るきっかけ」にもなると思っています。
興味を持った場合はぜひお読み頂くことをおすすめします。
あらすじとしては、人生の中間点にさしかかった現代人の結婚生活について探求する刺激的なドラマです。
1組の夫婦、ニール・トゥルーマン (マット・パスモア) とその妻、グレース (ステファニー・ショスタク) の結婚生活があるのですが、全てを手にして幸せだったはずの生活が、思ったよりも充分ではなかった場合どうするの?ということです。
なかなか衝撃的で、常識という枠にとらわれない、型破りなことを行いながら、充分ではなかった生活にどう答えを出していくのか。
ということがこのドラマで展開されています。
もちろんこの充分というのは、男女間の問題が非常に大きくなっています。
それは愛情という意味でも、性欲という意味でもあります。
セックスレスの状態や、セックスで満たされないなども同じ意味で、その中で一体どうしていくの?という話になってきています。
結局のところハッピーエンドなんだろうなあ、と見ていましたがシーズン2も終わりました。
終わりましたが、個人としてはシーズン3もやってもらわないと困る展開です。
だって、エイドリアナの子供はニールじゃん!!!!!
ただ、物語としてはこの衝撃的な展開で終わって、視聴者にどうなるか考えさせる方法でもアリかもしれません。
良い夫よりも良い会社員やり手の投資銀行家としての生活を選びながら、「このままでいいのか?」と思い悩むようになったニール。
夢を捨て良い妻良い母であることを選んだ妻のグレース。
妻や母の気持ちも知らず、家族の愛情がわからず、女として生きていた結果ニールとグレースの夫婦生活に嫉妬し始めたエイドリアナ。
父親の愛情を受けているのか疑問を持ち、自分の存在すら不安でどこか自暴自棄に生きるサイモン。
これらの4名が大きく物語に関わってきており、シーズン2の終わりには4人が結託することになります。
型破りなことをすることで生きる実感を得たいニールと、刺激のない毎日に刺激を求めてしまったグレース、この夫妻の選んだ道はエスコート業でした。
ここが面白いところです。
エスコート業というのは、「富裕層など同じく刺激のない何か物足りていない女性に、性的なサービスもできる男性を紹介する」ことです。
人間は通常倫理観のある生き物なので、「ありえない!」と思うかもしれませんが、この夫婦のとった行動はこのエスコート業を商売としてやっていくということでした。
そう、これは「刺激のない毎日にありえないことをすることでお互いに刺激となり、共存していこうとする」話としてまとまっています。
性的な描写も数々ありますが、それは単純に不潔なものではなく物足りない何かを埋めるためのものとなっています。
何だか最近物足りない。
刺激って一体何なんだろうか。
そう思いながら今生活している人には是非おすすめのHulu(フールー)映画です。